CIAC Philosophy 理念
Vision 実現したい社会
社会全体が人を育てる力を持ち、誰もが、いつまでも学び、輝き続けられる社会
Mission 私たちの使命
課題を語るだけでなく、解決する。
未来を描くだけでなく、創り出す。
理想論や総論ではなく、産学の協働により現場から具体的な成果を生み出す。

Vision 実現したい社会
社会全体が人を育てる力を持ち、誰もが、いつまでも学び、輝き続けられる社会
Mission 私たちの使命
課題を語るだけでなく、解決する。
未来を描くだけでなく、創り出す。
理想論や総論ではなく、産学の協働により現場から具体的な成果を生み出す。
企業と大学はもっと一緒になって、人を育てられないだろうか?
「人を育てる」ということを、社会全体の力にできないだろうか?
これがCIACの純粋な想いです。
学生だけ、社会人だけ、自分の大学だけ、自分の会社だけーー
私たちは問いかけます。
地域全体で、社会全体で、人を育てる仕組みを本気で創れないか?
「人材育成に力を入れている」と言っている企業、大学はたくさんあります。
しかし、本気で力を入れているのだろうか? どれほど育っているのだろうか?
と思ってしまうことは少なくありません。
「大学は企業のために教育をしているのではない」という声を未だに聞きます。
声に出さないまでも、内心ではそう思っている大学人は少なくないでしょう。
「大学教育は、社会で役に立たない」という批判も、よく聞かれます。
お互いを批判しているだけでは前には進みません。
役に立たないかもしれない大学教育であっても、そこで教育を受けた人材を必要としているのは誰でしょうか? 企業です。そうであるなら、役に立つように大学教育を変え、一緒に学生を育てたらよいのではないでしょうか。そのプロセスで、企業の社員も学び直し、大学も教育の質を高めていく。それは、双方にとって大きな価値となるはずです。
大学側も、役に立たないという批判を受けるのであれば、反論ばかりしないで、企業の力を借りて、少しでも改善する努力が必要だと思います。
私立大学文系の場合、4年間で学費等500~700万円くらいかかります。この大金に見合うだけの教育的な価値を学生に提供できていると自信を持って言える大学はどのくらいあるでしょうか?
学生も、これだけの大金に見合う大学生活を過ごしているでしょうか?
大学教育を改革する大きな流れが近年続いています。しかし、“大学人の、大学人による、大学人のための”改革のような気がします。もっと企業や地域社会を巻き込み、開かれた改革を進めることができないでしょうか?
不完全だから、つながれる。
大学は、内側を見られること、さらされることを嫌がります。それは企業も同じことでしょう。大学、企業ともに、お互いにさらし合い、首を突っ込み本音で語る、そんな関係ができたら、もっと風通しがよくなり、新しい発想が生まれてくるのではないでしょうか。それが、若者のため、地域社会のため、大学のため、企業のためになるはずです。
世の中は不完全です。企業も大学も足りないことがたくさんあります。
だからこそ、補い合い、支え合いながら人を育てる。
それが、若者のため、地域のため、そして社会全体の未来のためになる
と、私たちは信じています。
人材育成という点で、企業、大学ともにたくさんの課題があります。
その解決方法はいろいろとあるでしょう。
今よりも、もっといい形で「産」と「学」が協働する。
その挑戦を私たちは本気で進めていきます。
代表理事 松高 政
【略歴】
教育サービス企業において、大学におけるキャリア教育に関する調査研究、企画開発に携わり、2007年4月より京都産業大学に在職。産学協働教育のプログラム化・推進を図っている。研究テーマは、産学協働教育、学校から職業への移行、若年層のキャリア形成・職業能力開発。経済産業省「教育的効果の高いインターンシップの普及に関する調査委員会」委員、文部科学省「インターンシップの推進等に関する調査研究協力者会議」委員、「インターンシップ推進方策実行ワーキンググループ」委員、「学生・企業の接続において長期インターンシップが与える効果についての検討会」委員、独立行政法人日本学生支援機構「キャリア教育・就職支援事業に係る協力者」等を歴任。文部科学省「令和5年度大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰(旧・大学等におけるインターンシップ表彰)」最優秀賞受賞。編著『インターンシップの教科書』、『大学教育を変える、未来を拓くインターンシップ』『学生を育てるインターンシップ』、論文「大学教育としてのインターンシップの現状と課題」『日本労働研究雑誌』等。